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フレグランスフォーラム

2013年秋号

オークモス植物でも動物でもない、菌類と藻類の共生体であるサルオガセの仲間の地衣類(lichens)からも天然香料が製造される。

中央および南ヨーロッパの山間に生育するブナ科ナラ(楢)属の植物(oak tree)の樹皮、枝皮に着生する地衣類の一種・ツノマタゴケ(学名Evernia prunastri (L.)Arch.)は、オークモス(oakmoss)と呼ばれ、これを採取し、湿らせた後、溶剤抽出して、天然香料のオークモス アブソュート(oakmoss absolute)を得る。

地衣類はその姿が蘚苔類(moss)に似ていることから、混同されてモスと呼ばれている。日本では、さらにオーク(楢)がライブオーク(樫)と混同され、オークモスを樫に着く苔と誤訳されている。オークモスアブソリュートは、Mitsouko、Miss Dior、Eau Sauvageなどのシープル調フレグランスの基本的構成要素として不可欠な香料である。また、フランス、スペイン、モロッコなどに生育するマツ、エゾマツなどの針葉樹に着生する地衣類のトリーモス(tree moss)(シダーモス cedarmossともいう)(学名:Evernia furfuracea、Usnea barbata など)からもトリーモス(シダーモス)アブソリュート(treemoss absolute)が得られ、Contradiction、Paco r pour hommeなどのフレグランスや石鹸用の香料調製に汎用される。

 

解説

にほひすと&かおりすと 吉原 正明

 

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