フレグランスフォーラム

2014年

香料の世界では、バラ、ジャスミン、スズランと並んで四大フローラルと呼ばれるほど、調香によく利用される花香の代表。 イラン原産の、もくせい科の小高木で西アジア一帯に自生し、中世欧州に持ち込まれた。春から初夏にかけて白、ピン…

2014年

ギリシャ・ローマの時代、スミレの花で作った冠をかぶる習慣があるなど、スミレの仲間は欧州では古くから親しまれてきたが、欧州南部に自生するニオイスミレ(学名Viola odorata L.)の冠はヴィーナスの象徴。その芳香に…

2014年

動物性香料の代表で、英語でmuskという。 ヒマラヤの南から中国奥地、北はシベリアのバイカル湖あたりまで分布する数種のジャコウジカ(Moschus属)のオスの臍と生殖器の間にある香嚢(Musk Pods)に溜まる麝香腺分…

2014年

マッコウクジラ(抹香鯨)(学名 Physeter macrocephalus L.)の消化器内にできる不定形の蝋状の塊(結石)をアンバーグリス(ambregris)という。これを砕いてエタノールに浸漬し、数年間熟成させて…

2014年

英語でオリバナム(Olibanum)あるいはフランキンセンス(Flankincense)、フランス語でアンサン(Encens)という。 乳の滴りを想わせる透明感のある乳白から橙色の芳香樹脂で、かんらん科ボスウェリア属植物…

フレグランス(香水)の基本と、その選び方・楽しみ方のヒント

「フレグランスのABC」はフレグランスに親しむためのガイドライン。 例えば 小売りの現場で、お客様への販促物・配布物 メーカー・企業におけるフレグランスについての社内トレーニングのテキスト メディアの方々の参考本 として…

武蔵野ワークス、香水小説、読む聞く

武蔵野ワークス 第2回 香水小説大賞 受賞作品決定 2分で読める泣ける香水小説、できました。 読んでも、聞いても、楽しめます。   小説を読む

2013年

くすのき科シナモン属の植物樹皮の内皮を乾燥させたロール状の芳香物で、肉桂と呼ばれる。利用の歴史は古く、4000年前のエジプト人はすでに知っており、ヘブライ人は聖なる注ぎ油作りに用いたという。 料理や菓子作りのほか、生薬、…

2013年

植物でも動物でもない、菌類と藻類の共生体であるサルオガセの仲間の地衣類(lichens)からも天然香料が製造される。 中央および南ヨーロッパの山間に生育するブナ科ナラ(楢)属の植物(oak tree)の樹皮、枝皮に着生す…

2013年

扇子、仏像、数珠などの細工物やお香でなじみのある白檀(びゃくだん)は、びゃくだん科のSantalum album L. という常緑の樹木で、インドネシアの小スンダ列島原産。白檀の仲間はインド、マレー半島、インドネシア、オ…